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内見時、部屋を見るより重要なこと!?現場レポート≪中古戸建て編≫前編

 

今回は千葉県某所、昭和60年築の戸建てを見てきました。今回も、気になった箇所の写真とコメントをまとめてみました。

見た目はさすがに築年数相応ですので、誰でも“リノベーションするならキッチンとフローリングと...”と注意しながら見ることになると思います。
でも、これら内装・設備のことは初歩中の初歩のことで、然して重要な部分ではありません。もっとも重要なのはリノベーショでも解消できないような問題はないか?や、見た目のリフォームにお金を使う以上に優先的にすべき工事はないか?をチェックすることです。

 

≪注目した箇所一覧≫

  1. マンホールの位置

家には、下水管や水道管などのライフラインが接続されています。
道路にある本管から地中を通って家に接続されていますから、表からは見えません。
厄介なのが、これらの管が他人地を経由して引き込まれていたり、逆にお隣さんの管が物件の敷地内を通っていたりすることがあるのです。
今回の物件は角地にあり、持分を有していない方の道から接続されている恐れがあることがマンホールの位置で分かりました。
道の掘削を要するような水道工事をしなければいけなくなった時は、道とはいえ他人の土地を掘削することになるので、その所有者の許可をとらなければいけません。
取引に際して、覚書を交わすなどしておかないと、トラブルになる可能性があります。

  1. 塀の傾き・雨樋の越境

敷地境界にある塀が傾いていました。このような場合、地盤の沈下により傾いてしまったという可能性もありますので、そのような形跡がないかを念入りにチェックする必要があります。
塀自体は傾いていても直すのは簡単ですから大した問題ではありませんが、建物が傾いていた場合には、大掛かりな工事をしなくてはいけません。
一般の方は、内見をするときには傾きを測定するような機械は持ち歩いていません。
そんな時は、建物の基礎や外壁などを観察し、大きなひび割れが生じていないかを確認するようにしましょう。
今回の物件の場合は、ひび割れは見受けられなかったので、沈下の可能性は低いと思われますが、いざ購入を真剣に検討する場合には、建築士によるインスペクションを行なうなど、念入に調査を行なう必要があります。
その他、塀が傾くことによって、お隣さんの敷地に越境してしまっている可能性もあります。
今回の物件の場合、傾きによって軽微に越境することになっています。また、目線を少し上に向けると、お隣さんのお家の雨樋が、今回の物件側に越境している可能性が高いことが分かりました。(写真では少々分かりづらいと思います)

  1. 瓦の劣化

屋根にモニエル瓦が使用されており、劣化が見て取れました。劣化を放置していると、雨漏れの原因になり、それが恒常化してしまえば木部が腐ることになります。
家の防水性能に関わる部分の問題を先送りしていると、屋根だけの修繕よりも大幅に工事費用がかかってしまうことにもなりかねません。
適切なタイミングで、適切な修繕を行なうことをお勧め致します。
また、戸建てのオーナーは、マンションのように修繕積立金を少しずつ貯めていくこともお薦め致します。
結果的に想定よりも劣化が進まなかったということであれば、それはそれで貯金ができたということですから、決して無駄になることはありません。
モニエル瓦の塗装は、塗装前の下地処理等、配慮が必要ですので、リフォームを依頼する建築会社にもきちんと相談し、ご説明を受けるようにしましょう。

 

今回は長文の為、続きは後編で追記致します。

 

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