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銚子市の産業と特産品

銚子市は黒潮と親潮がぶつかる自然環境に恵まれた豊かな漁場があり、年間水揚量では全国第1位の銚子漁港を有します。また歴史的に醤油の名産地として有名です。特産品では魚介類と農作物など豊富です。

1.銚子市の産業の概要

 

銚子沖は南から来る黒潮が北から来る親潮とぶつかることで混じり合い、東へ向きを変え、加えて利根川から豊富な有機物を含んだ真水が流入するという好漁場となっています。

江戸時代に紀州(和歌山県)から来た漁師たちが外川漁港を整備し、おもにイワシを漁獲して、肥料の干鰯に加工・販売し、巨富を築いたといわれます。

 

同じく、江戸時代には醤油製造も始まり、原料の大豆ともろみに小麦を加えて、風味のよい醤油を生産して評判を上げ、その後の大発展の礎になりました。また、琥珀の産地でもあります。

 

商業では、江戸時代より銚子は北総や東総における中心として栄え、銚子駅から飯沼観音までの利根川沿いは銚子市の中心市街地となっており、行政機関、金融機関、公共施設などが集約しています。三崎町周辺など郊外には東総地域最大級のショッピングセンターであるイオンモール銚子のほか、専門店や量販店などの郊外型ロードサイド店舗が立地しています。

 

2.銚子市の漁業

 

(1) 銚子漁港

銚子漁港は、良質な漁港環境の条件として、三方を海で囲まれている、親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる地点である、利根川によって運ばれる有機物を含んだ水により、植物プランクトンが多く発生する、沖合には水深200メートルの大陸棚が拡がっている、などの優れた特徴があり、日本有数の漁港で日本三大漁港の一つです。

 

また、3つの卸売市場を抱え全国の水産物流通拠点となっています。年間水揚量では全国第1位です。水郷筑波国定公園の指定区域内にあり周辺の海岸は砂浜、天然の岩礁と変化に富んだ風光明媚な地形を有しています。

 

また、漁港付近には加工品製造工場や漁業関連施設、新鮮な魚を使った食堂が並びます。1991年(平成3年)6月には、海の幸の総合センターとしての複合施設「ウオッセ21」及び銚子漁港のシンボル「銚子ポートタワー」が竣工しました。

近年では、漁船の大型化などに対応するため、大水深岸壁や外郭施設などの整備を行っています。

 

(2) 水揚げする魚の種類

主に獲れるものとして、春のタイ、夏のイワシ・カツオ、秋のサバ・サンマ、冬のヒラメなどがあり、その他、イワシ、サバ、サメ、アジ類、サンマ、メヌケ、マグロ、そのほか、ホウボウ、キンメダイなどで日本有数の水揚げ量があります。このため全国から漁船がやってくる「漁業基地」となっています。

 

【水揚げされる時期】

 

・マダイ、ホウボウ、メバル・・一年中

 

・ヤリイカ、メヒカリ・・・・・ 9月~6月

 

・ハナダイ・・・・・・・・・・ 9月~5月

 

・サヨリ・・・・・・・・・・・12月~4月

 

・カツオ、イワシ、マグロ類、スズキ、アイナメ、アナゴ・・・一年中

 

・磯ガキ・・・・・       5月~9月

 

・アジ、サバ、マルガニ・・・ 一年中

 

・サンマ・・・・・・・・・・  8月~12月

 

・クルマエビ・・・・・・・・  9月~6月

 

・サルエビ、シタビラメ・・・  9月~5月

 

・ヒラメ、キンメダイ、メカジキ、ビンナガ、メバチ、タコ・・・一年中

 

・アンコウ・・・        11月~4月

 

・キンキ・・・・         9月~6月

 

また、ブランド品として次のようなものがあります。

{1}銚子の入梅いわしー銚子市漁業協同組合認定

 

・認定対象期間(旬):6月から7月(入梅)

銚子港はイワシの主要な水揚港ですが、特に6~7月にかけての「入梅」(梅雨の時期)に水揚げされるマイワシは「入梅いわし」と呼ばれています。毎年この時期に鮮度抜群のいわしが食べられる「入梅いわし祭り」が行われています。

 

{2}銚子つりきんめ(キンメダイ)「銚金」―銚子市漁業協同組合認定、千葉県水産ブランド認定

 

・認定対象期間(旬):周年 大きさ等:500グラム以上

全国的にキンメダイ漁の北限といわれる漁場で、銚子市外川地区の小型船約40隻が立縄漁業(釣りの一種)により漁獲しています。鮮やかな色と傷のないきれいな魚体を保つため、釣り上げた直後から、一尾ずつ丁寧に取り扱います。毎年7月に開催される「きんめだいまつり」は約4万人の来場者で賑います。

 

3.銚子市の農業

 

銚子市の農業産出額は千葉県内第3位です。なお千葉県全体は全国第3位です。(出典:銚子市統計資料)

内分けとしては、野菜が中心で、次に畜産があり、その他に、雑穀・豆類、米、花きがあります。

 

気候を活かした農業も盛んで、スイカ、イチゴなど露地野菜や果物が栽培されています。

その他、メロン(銚子アムスメロン、銚子クインシーメロン、銚子タカミメロン)、キャベツ(灯台キャベツ)、とうもろこし(アフロコーン)などがあります。

 

4.銚子市の工業

 

製造業、卸売業等においては、海産物加工や醤油醸造等に依存している傾向があります。

新たな業種の進出は少なく、醤油工場も市外での加工により一部機能が流出しています。

(大手醤油メーカーが成田新産業パーク(東関道大栄IC付近)に、新工場建設)

 

一方特色ある分野で、自然エネルギーに関する風力発電事業があります。

日本風力開発の関連会社により、市内には多数の風力発電が稼働しています。その大半は、屏風ヶ浦を中心とした高台に位置します。

 

風力発電所は以下の通りです。

 

・銚子屏風ヶ浦風力開発(銚子屏風ヶ浦風力発電所、銚子小浜風力発電所)

 

・銚子風力開発(銚子風力発電所、八木風力発電所)

 

・くろしお風力発電(銚子高田町風力発電所、椎柴風力発電所)

 

・エムウインズ(銚子しおさい風力発電所)

 

・堀江商店(銚子新町風力発電所)

 

・台町自然環境エネルギー研究所(台町風力発電事業)

 

・銚子ウィンドファーム(銚子ウィンドファーム)

 

 

5.銚子市の商業

 

銚子市は千葉県内の太平洋沿い地域(海匝・山武・長生・夷隅地域)の中では、茂原市・東金市に次ぐ第3の商業都市であり、銚子商圏を形成する単独商圏都市です。

 

しかし、鹿島臨海工業地帯の開発、周辺地域の発展等により、雇用、商業の核が周辺地域に移動している傾向があります。

 

また、銚子市の住宅開発も周辺地域において活発です。

 

・主な商業施設

銚子電気鉄道では鉄道事業のほか、食品製造販売業、物品販売業を行っています。とりわけ食品では、たい焼き(観音駅)や銚子名産の醤油を使った「ぬれ煎餅」、揚げもち、佃煮などを製造、販売しています。

その他、イオンモール銚子、ウォッセ21(水産物即売センター)、銚子セレクト市場(まちの駅)、犬吠テラステラスなどがあります。

 

6.銚子市の特産品

 

(1) いわし

日本一の水揚量を誇る銚子港で、イワシは約半分を占めています。大きくて脂ののった真イワシは、鯛にもおとらない旨さで、栄養価が非常に高い魚です。カタクチイワシは背黒ともいわれ、鮮度落ちが一番早いため生で食べられる事は殆ど無く、丸干しや酢漬け、アンチョビなどに、ウルメイワシは煮干やめざし、いわし節などに加工されます。

 

(2) 秋刀魚

秋刀魚は、夏になると産卵のため南下し、脂がのった産卵前の秋が食べごろです。毎年8/20に解禁となり、寒流の冷たい潮とともに南下し、銚子沖に11~12月に達し、この頃が銚子港での秋刀魚の水揚のピークとなります。

 

(3) 金目鯛

銚子沖は黒潮と親潮がぶつかる海域で、魚の餌となるプランクトンが豊富です。そのような銚子沖で獲れる金目鯛は脂が乗って、その甘みが非常に美味しい、最高級のブランド魚として知られています。特に脂が乗る冬と6月頃の産卵前が旬と言われます。

 

(4) 海藻こんにゃく

銚子地方の正月の宴席に欠かせないのが海藻こんにゃくです。色は緑灰色、寒天に似ており、ツルリとした食感で、ねぎやかつお節を薬味に用いて磯の香りを味わいながら食します。

 

(5) メロン

銚子は、東南は太平洋に面し、北は利根川と三方を水に囲まれた海洋性気候により、冬は暖かく、夏は涼しく、ミネラル分を絶妙に含んだ潮風で、メロン栽培に適しています。恵まれた環境の中で、独自開発の有機配合化成肥料と堆きゅう肥をたっぷり使用し、美味しいメロンになります。6~9月収獲の「アムスメロン」「クインシーメロン」「タカミメロン」、10月中旬収穫の「アールスメロン」があります。

 

(6) キャベツ

銚子におけるキャベツの栽培は、温暖な気象条件を生かし昭和28年から開始され、今では一大産地となっています。特に、春に収穫される灯台印キャベツは、厳冬期を越すため、甘さが多くやわらかいのが特徴です。

 

(7) ピーナッツみそ

千葉県特産のピーナッツをいって味噌とハチミツと白ゴマで和えたものです。カリカリと歯ごたえがよく、ソフトな甘さが特徴です。

 

(8) ぬれせんべい

焼きたてのおせんべいを醤油に浸したもので、しっとりとした食感と香ばしい醤油の香りが美味です。

 

(9) ヤマサ醤油

1645年(正保2年)創業のヤマサ醤油㈱は、創業当時から品質にこだわり、江戸時代末期には、幕府から品質の高さを認められ「最上醤油」の称号を受けました。ヤマサ醤油こだわりの「ヤマサ菌」は江戸時代からの独自のこうじ菌で、長年にわたって改良され現在に至っています。ヤマサはまだ有機という言葉が一般的でなかった1992年、業界に先駆け、原料にこだわった有機丸大豆醤油を発売しました。

 

・工場見学:9:00~11:00、1:00~3:00(予約必要)電話番号:0479-22-9809

 

(10) ヒゲタ醤油

1616年(元和2年)(大阪夏の陣の翌年)銚子で醤油づくりを始めたヒゲタ醤油㈱は、関東で最古の醤油メーカーです。1697年(元禄10年)に第5代田中玄蕃が製造法を改良し、江戸の食味に合う「関東風の醤油」を醸造しました。「甘辛い」「香りの良い」醤油にして、蕎麦・天ぷら・鰻の蒲焼・寿司・煮物など江戸の味付けに合うものにしました。

 

・工場見学:土日祝は映画上映と資料館のみ  電話番号:0479-22-0080

 

 

銚子漁港は、三方を海で囲まれ、親潮と黒潮がぶつかる地点でもあり、利根川によって運ばれるプランクトンも多いなどの優れた特徴があり、日本三大漁港の一つです。

また、銚子漁港のブランド品として、「銚子の入梅いわし」と「銚子つりきんめ・銚金」があります。そして、醤油の産地として、ヤマサ醤油とヒゲタ醤油が有名です。

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