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匝瑳市の産業と特産品

千葉県の北東部、黒潮の影響を受けた温暖な土地にある匝瑳市ですが、特色のある産業として植木の生産があります。匝瑳市は植木が盛んであり、植木の生産量、栽培樹種数、樹芸技術の高さは全国でもトップクラスで、日本有数の植木のまちとして知られています。

1.匝瑳市の特色ある産業―植木の生産

 

千葉県匝瑳市は植木の生産が盛んであり、出荷額については、全国1位の千葉県のおよそ半分を担っており、また、卓越した樹芸技術によって作出された植木は、国内外で高い評価を受けています。

 

(1) 匝瑳市の植木の特徴

匝瑳市は510ヘクタールの栽培面積と多種多様な栽培樹種を誇り、国内だけでなく中国やヨーロッパにも出荷しています。

 

植木生産は明治時代に始まり、大正時代に産地として本格化しました。病害虫や寒さに強いイヌマキはこのころから注目され、現在でも高い人気を誇る看板品目となっています。イヌマキとは常緑高木で、若い枝は柔らかく刈り込みにも耐えるため、人工樹形に仕立て庭木として利用されるほか、生け垣にも使われます。

 

植木の技術では、木の枝振りや葉の付き具合をデザインして作り上げる造形樹があり、技術としては独自の技術である枝にノミを入れて自由に枝を曲げる「くじき技法」があります。

 

「くじき技法」とは、千葉県独自の伝統的な植木造形技術で、自然に生育した木を剪定して形を整えるのではなく、ノミを枝に刺して枝が折れないように自在に曲げる等、人為的に木の形を変える技法です。この樹芸技術によって作り出された植木は、日本国内で高い評価を受けています。頭に描くイメージを基に、成長していく木を相手に、10年以上もの歳月をかけて作り上げるその独特の美は伝統技術と文化の結晶です。

 

(2) 千葉県植木伝統芸士

千葉県では、伝統的な植木造形技術と知識に優れた職人を「植木伝統樹芸士」として、また、そのような技術によって作出された植木を「植木銘木100選」として認定していますが、どちらも半数以上を匝瑳市の職人・植木が占めています。

 

千葉県植木銘木100選にある匝瑳市のものでは、推定250年のイヌマキ、200年のクロマツ、150年のキャラ、60年のゴヨウマツなど、また、市の玄関口の八日市場駅前でも緑豊かなマキの木があります。巨木では、安久山のスタジイの木で幹周りが10mもあり、板根状になった根が特徴です。

 

2.匝瑳市の農業、畜産業

 

(1) 農業の概要

匝瑳市の農業は、海洋性の極めて温暖な気候と肥沃な土地に恵まれ、土地利用型および集約型農業が行われています。また、水稲を中心に植木やトマト・イチゴなどの施設野菜、ネギなどの露地野菜、酪農・養豚・養鶏などを組み合わせた複合経営が展開されています。

 

平成29年の農業産出額は162億2000万円で、その構成比と粗生産額は、米38億8000万円(23.9%)、野菜類35億5000万円(21.9%)、花き・植木類3億3000万円(2.0%)、畜産76億5000万円(47.2%)となっています。

 

2015年農林業センサスにおける本市の販売農家数は1,463戸で、前回調査(2010年世界農林業センサス)と比べて495戸(25.3%)減少しています。農家を専・兼別にみると、専業農家は370戸(25.3%)、第1種兼業農家は291戸(19.9%)、第2種兼業農家は802戸(54.8%)となっており、兼業農家が総農家数の74.7%を占めています。

 

(2) 農産物と特産品

 

{1} マト・ミニトマト

九十九里の温暖な海洋性気候と土壌はトマト栽培に適し、糖度7度以上の「高糖度トマト」生産に取り組んでいます。出荷時期は8月下旬~12月上旬。

 

{2} 露地栽培キュウリ・露地栽培ナス

露地栽培ナスは、風に影響されやすいので、雑木林に囲まれた畑などで栽培しています。特産のキュウリも露地栽培され、自慢の里野菜を生産し出荷しています。

ナスから作られる伝統菓子に「初夢漬」があります。200年からの歴史が有るお菓子です。精選された秋ナスを独特な砂糖汁に何度も漬け込み更に雪のように砂糖を振りかけた銘菓で、「一富士・二鷹・三なすび」の初夢の故事にあやかり命名された縁起物のお菓子です。

 

{3} 露地栽培長ねぎ

特産の長ネギは、麦の裏作として秋冬ネギ栽培が始まり、現在は、春ネギ・秋冬ネギとも市場で高い評価を受けている。九十九里の太陽と海水散布を受けて育つ、太くて十分な甘さのあるねぎは、厳しい統一ルールを守った「九十九里海っ子ねぎ」として出荷されています。

 

{4} 露地栽培大根・露地栽培ニンジン

千葉産主流の青首大根は甘みが強く、生でも煮物でも評判の品種で、大根の首の緑色の部分は、日に当たった部分で甘みがある里野菜です。千葉県は、冬人参を主力に全国第2位の生産を誇り、従来品種と比べてカロテンの含有量が多く、肉質もやわらかで、市場や消費者から高い評価を得ている里野菜です。

 

{5} 露地栽培赤ピーマン・露地栽培ピーマン

匝瑳市は千葉県唯一の赤ピーマンの産地で、青ピーマンは花が咲いてから1カ月で収穫でるが、赤ピーマンはじっくり倍の時間をかけて育てた完熟ピーマンです。

 

{6} さつま芋・落花生

千葉県はさつま芋生産量日本一を誇り匝瑳市においても栽培しています。江戸時代に八代将軍吉宗の命で、千葉県でさつま芋栽培が始まり、数年かけて栽培に成功し全国に広がりました。また、千葉県産落花生は旧成東町が発祥の地です。落花生の王様と呼ぶ「千葉半立」の種子を厳選しています。

 

落花生から作られる伝統菓子に落花煎餅があります。地元の良質な落花生を主原料としたお菓子で、大正時代に作られたものです。見た目と違い、食べると独特な味が忘れられない銘菓です。

 

{7} 蓮・セリ

匝瑳市の地質に良くあっている蓮は、肉質が柔らかく歯ごたえのある蓮です。JR総武線八日市場駅の南側で、特産のセリと一緒に作られています。

 

{8} 大浦ごぼう

大浦ごぼうは太さ30cm、長さ1mの特大種で日本一の大きさを誇ります。連作ができず、この地域だけでしか作ることのできない希少種です。藤原秀郷が平将門征討を成田山新勝寺に祈願した際、大浦ごぼうで酒宴を張り、勝った事から「勝ちごぼう」として毎年新勝寺だけに奉納されました。新勝寺の精進料理でしか食せないゴボウです。

 

(3) 畜産業

日本の酪農は享保13年(1728年)、徳川8代将軍吉宗が当時の安房国嶺岡(現在の嶺岡乳牛研究所周辺)に、インド産の白牛3頭を輸入し放牧したのが始まりと言われており、千葉県が日本酪農発祥の地です。現在もその伝統が受け継がれ、酪農家戸数は都府県第2位(平成21年現在)、乳牛飼養頭数は第4位、生乳生産量は第2位の販売実績を誇る全国有数の酪農県です。県内各地で飼育されている「しあわせ牛」は、生乳を生産しています。

 

{1} 黒毛和牛・肉牛生産

匝瑳市などで飼育されている「千葉若潮牛」などは、肉色鮮やかで、肉質きめ細かく、脂質のしっとりした旨さが魅力の牛肉です。牛肉が普及された現在、千葉県産のブランド和牛は、関東肉牛枝肉共進会で毎年優秀な成績を残しています。多すぎず適度に脂が乗り、風味の良い柔らかな肉質が焼肉やすき焼きにピッタリの評判の牛肉です。

 

{2} 養豚

ブランド「千葉県産いもぶた」は、豚本来の味わいを引き出す高品質なでんぷん類を多く含んだ原料を豚に給餌することで、くさみがなく脂肪はほんのり甘い豚肉です。

 

3.匝瑳市の漁業

 

(1) 漁業の概要

沖合域を流れる黒潮と親潮の影響を受ける九十九里沖は、水温や塩分の濃さが、イワシ類の生息に適し、餌になるプランクトンも豊富に繁殖している海域で、イワシ類などの回遊魚の好漁場が形成されています。九十九里浜は、江戸時代からイワシ漁が盛んな漁村で、日本一のイワシの漁場があり、豊富な種類のイワシが漁獲され、季節の新鮮なイワシが安定して水揚げされています。

匝瑳市では九十九里浜の中央部を太平洋へ注いでいる栗山川の、河口部南西の砂丘列裏側に栗山川漁港が設けられ、地元漁業者の漁業基地に整備されています。漁港の砂丘列を挟んだ海側には「マリンピアくりやまがわ」が整備されています。

 

(2) 捕れる魚の種類

捕れる種類では次のようなものがあります。

{1} 真サバ・秋サバ・ゴマサバ・真アジ・小アジ

沖合域を流れる黒潮と親潮の影響を受け、サバ類やアジ類などの回遊魚の好漁場が形成されています。

{2} 天然ヒラメ・天然カレイ

九十九里沖合は小魚やプランクトンが豊富で、季節に回遊してくる魚がたくさん集まります。豊かな沖合には、カレイやヒラメなどが集まる好漁場が形成されており、漁獲されるカレイはイシガレイ・マコガレイ・ナメタガレイと種類も豊富です。

{3} 真鯛・金目鯛

{4} 伊勢海老

{5} 九十九里ハマグリ・サザエ

九十九里の天然ハマグリは、古くから続く浜辺での「手かき漁」で、殻のうすいハマグリに傷をつけない漁法で捕ります。「手かき漁」が解禁になる5月~8月に捕れる貴重なハマグリです。

{6}初カツオ・日戻り鰹・戻りカツオ・天然ブリ

初カツオは初春の頃、フィリピン近海から黒潮にのって千葉県沖にやってきます。沖に達した鰹が漁獲され初カツオとして水揚げされます。

{7} サワラ・地魚スズキ

一本釣り漁で、旬のサワラが水揚げされます。名前が変わる出世魚で、サゴシ・ナギ・サワラと名前が変わります。スズキも出世魚で、セイゴ・フッコ・スズキと名前が変わります。

 

4.匝瑳市の商工業

 

(1) 匝瑳市の商業

元禄期頃(1700年代)の八日市場村匝瑳市の中心街である”八日市場”は、その地名にみられるように、かつて「市」が立ち、大変な賑わいをみせていました。しかし、近年では大型店などの影響により、購買力の市外流失や既存商店街の活力の低下がみられますが、大型店にはない地域に密着した顧客サービスを展開しています。

 

(2) 匝瑳市の工業

市内の工業の業種は食料品、プラスティック製品、金属製品が多くを占めています。特に、みどり平工業団地が中心です。

 

成田空港に近い優位性と銚子連絡道路の整備進展による利便性の向上などを生かして、地元雇用者の多い優良企業の誘致を進めています。

 

匝瑳市の産業では植木に特色があります。植木の種類ではイヌマキがあります。イヌマキは、房総半島以西の本州、四国、九州及び沖縄に自生するマキ科の常緑針葉樹です。マキにもいろいろな種類がありますがイヌマキがもっとも一般的です。手をかければ好きな形に仕立てることができるため、古くから垣根や玉散らしとして、主に和風庭園で利用されてきました。匝瑳市の植木業者は、イヌマキを海外へも輸出しています。

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